ペット可賃貸物件には2種類あります
ペットを飼う人が増えるとともに、ペット可賃貸物件が増えてきました。ペット可賃貸物件は、ペットを飼える部屋を貸す家屋で、部屋を借りてペットと共に生活したいというペット好きには夢の空間です。ただし、ペット可とは言っても、ドーベルマンなどの大型犬の飼育や多頭飼いが認められていない物件が多いでしょう。ペット可物件には、建物が古くて傷みが著しいため、動物の飼育により少々傷や臭いが付いても構わないというものと、ペット可賃貸専用の物件として建築されたものの2種類があります。
前者はペットを飼うことを想定して建てられた物件ではないので、ペットが快適な生活を送れる設備を整えている訳ではありません。一方、後者はペットを飼っても建物が傷まない工夫がなされているうえ、ペットの飼育者が使いやすい設備を備えた物件が多いと言えます。
ペット可賃貸物件に備えられた便利な設備
ペット可賃貸物件として貸し出すことを想定して作られた建物は、壁や床のフローリングの耐久性や消臭性が高く、猫や犬が少々引っ掻いても傷付かないような頑丈で抗菌性のある素材を用いています。また、壁の防音性も高く、ペットが吠えたり鳴いたりしても、隣室に響きません。エントランスの脇には、散歩帰りのペットのために足洗場が設置されており、飼い主はいつでもペットの汚れた足の裏を水道水で洗えます。また、空いた駐車場をドッグランとして開放し、ペットの運動不足解消を図っている物件もあります。
中には、ペット専用のケアスペースという小部屋を特別に設けている物件もあり、飼い主はペットの毛並みを整えたり、シャンプーしたりできるのです。